施設を見学する際の注意点
必ず事前に予約しておく
事前に予約しておくことで施設の担当者が案内する時間を確保でき、スムーズな対応や詳しい説明を受けられるようになります。直前の連絡では予約を取ることが難しい場合があるので、『見学申込する』 ボタンから候補の施設に連絡を取り、日程を調整しましょう。
入居者への配慮を忘れずに
入居者のお住まいにお邪魔しているという意識を持って行動しましょう。お部屋の中を見たい、写真を撮影しておきたいという希望があれば、必ず担当者に許可を得るようにしてください。
見学時にチェックしておきたいポイント
1. スタッフの雰囲気・人員配置
入居者への対応は丁寧か、笑顔があるか、服装がきちんとしているか。スタッフの様子はその施設のサービスの質を測るバロメーターです。スタッフが常に慌ただしそうにしている場合、必要なサービスを必要な時に受けられない可能性もあります。
2. 施設内の清潔さと衛生状態
施設内の共有スペースや利用者の個室、トイレ、浴室などの清掃がきちんと行われているかはとても重要です。管理や清掃が適切に行われていない場合、介護や医療、食事などの他のサービスでも同様に手が行き届いておらず、ずさんになってしまっている可能性があります。
3. 食事
ミキサー食など食べる力に合わせた食事の提供の有無、栄養バランスへの配慮、特別な食事制限への対応などは必ず確認しておきましょう。また、施設生活の中で毎日の食事は大きな楽しみの一つ。入居される方の好みによって選べるセレクト食、季節の変化を感じられるイベント食には特別感があり、精神面での健康にもつながります。
4. レクリエーションやイベント
カラオケや将棋、食事レクから地域交流など、生活の質を向上させるための活動やイベントが充実具合も気にしておくといいでしょう。入居される方に興味や能力に合ったプログラムが提供されていることが望ましいです。
5. 施設の方針や各種ケア対応
施設の理念や方針、個別ケアプランの作成や見直しのあり方なども確認しておきましょう。医療機関との連携や緊急時の対応が充実しているところは、万が一急な体調不良などが起きても安心です。
6. 周辺施設・環境
自立した生活を送れる方が入居する場合、近くにスーパーやコンビニなどがあり買い物に不便しないか、安全に散策できる公園があるかどうかなど、施設の中だけでなく周辺環境の充実具合も施設選びのポイントになります。
7. 家族の通いやすさ
最寄り駅から施設までのアクセス、駐車場利用に関することなども見学時に確認しておきましょう。
8. 他のご入居者の様子
ご入居者がいきいきと過ごされているか、入居者同士の関係が良好そうであるかなども見ておきたいポイントです。もし入居者の方とお話ができる場合は、その方たちの意見や生活状況を聞き、イメージとのギャップがないか確認しておきましょう。